自動車工場で女性は働いているのでしょうか。
現場は男性中心
自動車工場には女性がいますが、現場で働いている人ではなく事務員や営業職の人です。
現場ではほとんど女性の方は見かけません。
自動車工場の現場というのは、本当に自動車がラインにのせられて流れてきます。
作業員が本体にタイヤやドアなどの部品を次々と組みつけていきます。タイヤやドア1つでも20キロ前後の重さがあります。
「20キロならなんとか持てる」と考えるでしょうが、大変なのはむしろそれを続けるということです。
1日8時間のうち、100以上の自動車が流れてきます。その1つ1つに20キロの部品を取り付けていくのでとても大変です。
女性でもそこそこ鍛えている人なら1日くらいは仕事をこなせるかもしれません。
期間工の仕事は最低でも3カ月は継続しなければなりません。
ハードな仕事をして体調を崩さずに毎日出勤し続けるということは男性でも難しいこと。
自動車期間工の求人には「男性に限る」などとは書かれていないものの、実際には採用されるのはほとんどが男性です。
これは男女を差別しているわけではなく、能力面を見て判断しているので違法ではありません。
自動車工場で実際に働いている人の体験談などを見ても、現場には女性はいないそうです。
女性は軽作業に配属
食堂には制服を着た女性がいますが、事務員や営業職の人だったり、食堂や売店で働くスタッフだったりします。
自動車工場といってもさまざまなメーカーがあるので、メーカーによっては女性を採用しているところもあります。
車体にペンキを塗る仕事など、それほど力が必要とされない仕事なら女性でも採用される可能性があるでしょう。
もしくは、自動車メーカーの下請け企業で小さな部品を扱っている工場では、女性がたくさん働いている現場もあります。
男女の比率は企業によって、部署によって違うので一概には言えません。
大手自動車メーカーの期間工の現場の場合、男女比率は9:1もしくはそれ以下となると思われます。
基本的には男性向けの仕事となるということです。